お褒めの言葉をいただき開発メンバー 一同、とてもうれしく感じております。
ご質問いただいた件ですが、ポイントが2つあります。
説明が少しややこしいので、説明の最後にサンプルプログラムへのリンクを付けました。
こちらを見ながら(動かしながら)読んでいただくとよいかと思います。
(1)2者間の送信と受信のそれぞれのデータに名前をつける
ドリトルにてデータを通信しあう際には、そのデータ(オブジェクト)に名前を付けます。
(「サーバー! "XXX" "YYY" 書く。」のXXXの部分です)
ご検討されているプログラムの場合は、通信する相手ごとに、被らないように、名前を付けることが望まれます。
たとえば「おおむら」、「ほんだ」、「かねむね」の3名で通信するときは、下記の向きに通信が行われます。
このそれぞれに、名前を付ける必要があります。
・おおむら -> ほんだ
・ほんだ -> おおむら
・おおむら -> かねむね
・かねむね -> おおむら
・ほんだ -> かねむね
・かねむね -> ほんだ
サンプルプログラムでは”Msg〇to×”となってる箇所が、それぞれの向きで送るデータにつけた名前です。
(2)使う部品の名前を変える。
ボタンとフィールドの部品を使って送受信の項目を作っています。
この際、「作る」の命令で作った部品の名前が被っていると、正しく動作しなくなってしまう可能性があります。
(「〇〇 = XXX !作る。」と書いている箇所の〇〇の部分です)
プログラムをコピーして作る場合に陥りやすい箇所なので注意してください。
サンプルプログラムですと、受信1と受信2,送信1,送信2などがこの部分にあたります。
■サンプルプログラム
「おおむら」、「ほんだ」、「かねむね」の3名を想定して、
「中学校技術科におけるドリトルを利用した通信プログラムの実践」の図11と同様のプログラムを作った場合のプログラムを下記に置いておきました。
ご理解の一助となればと存じます。
http://garakuta-lab.sakura.ne.jp/dolittle/sample/dolittle_sendMsg.zip
(一定期間たつと消してしまう場合があるので、ダウンロードは早めにお願いしたく存じます。)